修身潔行
読み方:しゅうしん けっこう
意味
自分の身を修養し、行いを清く正しく保つこと。「修身」は人格や品性を磨くこと、「潔行」は私欲や不正を避けて清廉に振る舞うことをいう。道徳的に節度ある生活態度や、汚職などに染まらない公正な行為をほめる際に用いる。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編纂した「史記」の「魏公子列伝」に見える語。魏の公子・信陵君が、貧しい門番であった侯嬴に財物を贈ろうとした際、侯嬴が「臣、修身潔行すること数十年、ついに監門の困苦のために公子の財を受けず」として辞退した故事に基づく。
備考
主に人の清廉な人格・行動をほめる、やや硬い文章語。日常会話では「品行方正」「清廉潔白」などと言い換えられることも多い。「潔行」は「けっこう」と読む。
誤用・混同注意
- 「潔行」を、実行する意の「決行」と取り違えて「修身決行」と書くのは誤り。
例文
- 祖父は修身潔行を信条とし、公私を厳格に分けて生涯を送った。
- 公職に就く者には、能力だけでなく修身潔行の姿勢が求められる。
- 彼女は修身潔行を重んじ、どのような便宜供与の申し出も受け取らなかった。
分類
類義語
対義語
- 品行不端
- 放蕩不羈
- 不正不潔