侃侃諤諤
読み方:かんかん がくがく
意味
正しいと思うことを、遠慮したり恐れたりせず、堂々と率直に述べたり議論したりすること。多くの人が活発に意見を交わすさまにもいう。
由来
「侃侃」は『論語』郷党篇に見える、態度や言葉が正しく堂々としている意の語。「諤諤」は『史記』商君列伝の「千人の諾諾は、一士の諤諤に如かず」に見える、遠慮なく正論を述べる意の語である。これらを重ね、率直に議論するさまを表す四字熟語となった。両書はいずれも中国古典で、成立は前漢期(紀元前2〜1世紀ごろ)までにさかのぼる。
備考
単に騒がしく言い争うことではなく、正しいと信じる意見を率直に述べる、建設的で活発な議論に用いる。「喧喧囂囂」とはニュアンスが異なる。
別表記
- 侃々諤々
補足
- 単なる口論や騒がしい議論の意味で使うのは不適切。率直に正論を述べるという肯定的な含みがある。
- 「かんかんがくがく」を「喧喧囂囂(けんけんごうごう)」と混同しない。
例文
- 会議では役職にとらわれず、侃侃諤諤と意見を交わすことが大切だ。
- 委員たちは新しい計画の是非について、侃侃諤諤の議論を続けた。
- 彼は上司に対しても侃侃諤諤と問題点を指摘できる人物だ。