仰天長嘆
読み方:ぎょうてん ちょうたん
意味
非常に驚いたり、あきれたり、悲しんだりして、天を仰ぎながら長いため息をつくこと。予想外の事態や救いがたい状況に接し、深く嘆く様子をいう。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろに編んだ「史記」の「蔡沢列伝」に見える語。「仰天」は天を仰ぐこと、「長嘆(長歎)」は長いため息をつくことを表す。范雎が自らの境遇などを思い、天を仰いで長く嘆く場面に由来する。
備考
単に「びっくりする」だけでなく、驚き・あきれ・悲しみなどから深くため息をつくという強い感情を伴う。文章語的で、日常会話では「天を仰いでため息をつく」などと言い換えることが多い。
別表記
- 仰天長歎
補足
- 単に驚く意味ではなく、驚きや嘆きのあまり深くため息をつく意である。
- 「長歎」は「長嘆」の旧字体を用いた認められる異表記であり、誤字ではない。
例文
- 突然の事業中止の知らせを受け、担当者は仰天長嘆した。
- 度重なる不祥事の報告に、社長は仰天長嘆するほかなかった。
- あまりに救いのない結末を知った読者は、思わず仰天長嘆した。
分類
類義語
- 慨嘆
- 落胆失意
- 愕然失色