以身許国
読み方
いしん きょこく
意味
自分の身や生命を国家にゆだね、国のために尽くすこと。国難などに際し、私的な利益や安全を顧みず、国家のために忠義を尽くそうとする強い決意をいう。
由来
中国の歴史書『南史』羊侃伝に見える語。南朝梁の武将・羊侃(ようかん、495年~549年)が、国家のために命を惜しまず戦う決意を示した「久しく身を以て国に許し、誓って陣に死す」という趣旨の記述に基づく。『南史』は唐代の7世紀に成立した。
分類・構成
備考
文章語・演説語として用いられる、強い愛国心や献身を表す語である。現代では軍国主義的・自己犠牲を求める響きを伴う場合もあるため、日常会話では使われにくい。
例文
- 彼は外交官として、以身許国の覚悟で危険な任地へ赴いた。
- その軍人は、国難に際して以身許国の精神を貫いたと伝えられる。
- 伝記には、彼女が私利を求めず、以身許国の信念で公務に尽くしたと記されている。
類義語
対義語
- 自己保身
- 私利私欲
- 売国行為