仏面鬼心
読み方
ぶつめん きしん
意味
仏のように慈悲深く穏やかな顔つきをしていながら、内心は鬼のように冷酷・残忍であること。表面上は親切で善人らしく振る舞うが、裏では人を陥れたり、自分の利益のために非情な行為をしたりする人物や態度をいう。
由来
「仏面」は仏のように慈悲深く柔和な顔つき、「鬼心」は鬼のように冷酷で残忍な心を表す。この対照的な二語を組み合わせ、外見と本心の著しい違いを表した四字熟語である。特定の中国古典などにおける初出や、正確な成立時期は未詳である。
分類・構成
備考
人の外見と内心が正反対であることを強く非難する語であり、通常は人物やその振る舞いに対して否定的に用いる。「鬼面仏心」は、恐ろしい外見とは反対に心は慈悲深いという意味で、ほぼ対照的な表現である。
誤用・混同注意
- 「鬼面仏心」と混同すると意味がほぼ逆になる。「鬼面仏心」は、外見は恐ろしいが心は慈悲深いこと。
- 表面上の愛想のよさだけを指す語ではなく、内心の冷酷さ・残忍さを含意する。
例文
- あの経営者は穏やかな口調で社員に接するが、利益のためには容赦なく人を切り捨てる仏面鬼心の人物だ。
- 親切を装って近づき、相手の情報を利用する仏面鬼心の手口には注意しなければならない。
- 小説では、主人公を助ける慈悲深い僧が、実は仏面鬼心の黒幕だったことが明らかになる。
類義語
対義語
- 鬼面仏心
- 表裏一致