今非昔比
読み方:こん ぴせきひ
意味
現在は過去とは比べものにならないほど、大きく変化していること。多くは、以前より著しく発展・向上したというよい意味で用いるが、状況が大きく変わったこと一般にもいう。
由来
中国の元代(13~14世紀)の劇作家・関漢卿の雑劇『謝天香』第四折に見える「今非昔比」に基づく。もとは「今は昔と比べられるものではない」、すなわち現在の状況は以前と大きく異なる、という意味である。
備考
「今は昔と比べられない」の意。発展・改善を述べる文脈で使われることが多いが、変化の方向自体は必ずしもよい場合に限らない。単に「昔と違う」という軽い意味にはやや大げさになることがある。
誤用・混同注意
- 「今非昔日(こんぴせきじつ)」は別の表現であり、「今非昔比」の誤記ではない。
- 「こんひせきひ」ではなく、一般に「こんぴせきひ」と読む。
例文
- この町は再開発が進み、十年前とは今非昔比のにぎわいを見せている。
- 通信技術は今非昔比で、遠隔地の人とも瞬時に映像を共有できる。
- 彼の演奏は努力を重ねた結果、学生時代とは今非昔比の完成度になった。