隔世之感
読み方
かくせい の かん
意味
時代や社会の様子が大きく変わり、まるで別の世の中になったように感じること。また、長い年月を経て事情や環境が一変したことへの強い感慨をいう。通常は「隔世の感がある」「隔世之感を覚える」のように用いる。
由来
「隔世」は、世代・時代を隔てることを意味する漢語で、「之」は漢文で連体助詞「の」に当たる。「隔世」と「之感(そのような感じ・感慨)」を組み合わせ、時代の大きな隔たりを感じる意を表す。特定の古典作品を典拠とするという定説や、成立した正確な年代は未詳である。
備考
現代日本語では「隔世の感」と表記することが多い。単に昔を懐かしむ意味ではなく、時代・社会・技術などが著しく変化したという感慨を表す。
例文
- 十年ぶりに故郷の駅へ降り立つと、再開発で景色が一変しており、隔世之感を覚えた。
- 紙の地図を広げていた時代から、スマートフォンで道案内を受ける現在までを思うと、隔世之感がある。
- 祖父は、オンライン授業が当たり前になった学校の様子を見て、隔世之感を抱いた。
類義語
- 今昔の感
- 時代の変遷
- 隔世の思い
対義語
- 不易不変
- 旧態依然