検索

人生如夢

読み方:じんせい じょむ

意味

人生は夢のように短く、はかないものであるという意味。栄華や成功、苦難なども永続するものではなく、やがて過ぎ去るという無常観を表す。単に悲観する語ではなく、人生の移ろいや一瞬一瞬の尊さを意識する文脈でも用いられる。

由来

中国・北宋の詩人、蘇軾(そしょく、1037~1101)の詞「念奴嬌(ねんどきょう)・赤壁懐古」にある「人生如夢、一尊還酹江月」に基づく。1082年ごろ、蘇軾が赤壁を訪れ、歴史上の英雄たちの栄枯盛衰を思いながら、人生のはかなさを詠んだ句である。日本では漢文訓読の「人生は夢の如し」という形でも理解される。

備考

主に「人生如夢の感を抱く」のように、人生の無常や過去を振り返る文脈で用いる。夢を実現する、という意味の「人生の夢」とは異なる。訓読では「人生は夢の如し」ともいう。

誤用・混同注意

  • 「人生如夢」を、人生で夢を追い実現するという意味に解するのは誤り。人生の無常・はかなさを表す。
  • 読みを「じんせいにょむ」とするのは一般的でなく、通常は「じんせいじょむ」と読む。

例文

  • 古い写真を眺めていると、過ぎ去った年月に人生如夢の感を覚える。
  • 成功と挫折を重ねた彼は、人生如夢だからこそ今を大切にしたいと語った。
  • この小説は、戦乱に翻弄される人々の姿を通して、人生如夢という無常観を描いている。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字