人定勝天
読み方:じんてい しょうてん
意味
人間が強い意志をもち、努力や工夫を重ねれば、天命や自然の力と思われるような困難にも打ち勝てるということ。人の努力・知恵の力を強調する語である。
由来
中国古典の『逸周書』文伝にある「人強勝天(人強ければ天に勝つ)」という趣旨が基になったとされる。『逸周書』は戦国時代から前漢期(おおむね紀元前5世紀~紀元前1世紀)にかけて成立した文章を含むとされるが、正確な成立年やこの四字熟語としての定着時期は不明である。南宋の劉過(12~13世紀)の詩にも「人定兮勝天」と見える。
備考
主に、人の努力・意志・技術が困難を克服することをいう。自然を無制限に支配してよいという意味ではないため、環境問題などの文脈では慎重な使用が望ましい。
例文
- 研究者たちは人定勝天の気概で、長年解決できなかった病気の治療法を探り続けた。
- 度重なる失敗にもかかわらず、彼は人定勝天を信じて栽培方法を改良した。
- 「人定勝天という言葉はあるが、自然への畏敬を忘れてはならない」と教授は述べた。
分類
類義語
対義語
- 天命不可違
- 人力不及