検索

主敬窮理

読み方:しゅけい きゅうり

意味

朱子学における学問・修養の方法をいう語。「敬」、すなわち心を引き締めて慎み深く自己を保つことを根本とし、万物・事柄に備わる「理」を深く究明すること。道徳的な自己修養と、物事を究理する学問の両方を重視する考え方である。

由来

中国・南宋時代(12~13世紀)の儒学者、朱熹(朱子)の学説に基づく語である。朱子は、学問ではまず「敬」を中心に心身を整え、そのうえで物事の「理」を窮めて知識を深めることを重んじた。この朱子学の基本的な修養・学問方法を「主敬窮理」と要約していう。朱子の語録を集成した『朱子語類』などに見られる思想に由来する。

備考

主に朱子学・日本思想史の文脈で用いられる専門的な四字熟語で、日常会話で使われることは多くない。「主敬」は敬を根本とすること、「窮理」は道理を徹底的に究めることを指す。

誤用・混同注意

  • 「居敬窮理(きょけいきゅうり)」と混同しやすいが、別の四字熟語である。両者はいずれも朱子学の修養・学問の方法を表す。

例文

  • 江戸時代の藩校では、朱子学の主敬窮理を教育の基本理念の一つとした。
  • 彼は主敬窮理の精神に従い、日々の行いを慎むとともに、書物を通じて物事の道理を学んだ。
  • 主敬窮理は、単に知識を増やすだけでなく、人格を磨くことも学問の目的とする考え方である。

分類

類義語

この四字熟語に使われている漢字