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主一無適

読み方

しゅいつ むてき

意味

一つの事柄に心を集中させ、ほかのことへ気持ちを向けないこと。儒教で重んじる「敬」の心構えを表し、目の前の務めや学問に真摯に専念する態度をいう。

由来

中国・北宋時代(11世紀後半〜12世紀初め)の儒学者、程頤ら二程子の言行をまとめた『二程全書』に見える語。「敬者、主一無適之謂(敬とは、一つを主として他に向かわないことをいう)」に基づく。「主一」は心を一つに定めること、「無適」は他へ向かわないことを意味する。

分類・構成

備考

儒教における「敬」の態度を表す語である。現代の日常会話ではあまり用いられず、文章語・教養語として使われる。単なる頑固な固執ではなく、心を散らさず真摯に向き合う意。

誤用・混同注意

  • 「主一無敵」と書くのは誤り。「適」は「他へ向かう」の意であり、「敵」は用いない。
  • 「しゅいちむてき」と読むのは一般的でなく、標準的な読みは「しゅいつむてき」。

例文

  • 研究テーマを定めた彼は、主一無適の姿勢で十年にわたり調査を続けた。
  • 茶道の稽古では、目の前の一服に主一無適で向き合うことが大切だ。
  • 情報があふれる時代だからこそ、主一無適で課題に取り組む集中力が求められる。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字