不急之務
読み方
ふきゅう の む
意味
今すぐ取りかかる必要のない仕事・用務をいう。不要な事柄という意味ではなく、必要ではあっても緊急性が低く、より優先すべき事柄の後に回せる事柄を指す。
由来
中国戦国時代の思想書『孟子』尽心上(成立は紀元前3世紀ごろ)にある「当務之為急(まさになすべき務めを急とする)」という趣旨を踏まえた語とされる。「当面急ぐべき務め」の反対として、急いで行う必要のない務めを「不急之務」という。
備考
「之」は「の」と読む。公的文書やビジネスの文章でも用いられるやや硬い語である。「不要不急」と異なり、不要とは限らず、優先度・緊急性が低いことを表す。
例文
- 予算も人員も限られる現状では、社内報のデザイン変更は不急之務として次年度に回そう。
- 災害対応の最中に、書類の書式を細かく見直すことまで急ぐのは不急之務だ。
- まず利用者の安全を確保し、不急之務は後回しにしてください。
類義語
- 不要不急
- 枝葉末節
- 閑事
- 後回しにすべき事柄
対義語
- 当務之急
- 喫緊の課題
- 緊急の用務