不要不急
読み方:ふよう ふきゅう
意味
必要ではなく、また急いで行う必要もないこと。「不要」は必要でないこと、「不急」は差し迫っていないことを表す。物事・業務・外出などについて、「今すぐ行わなくてもよい」という意味で用いる。
由来
中国古典の特定の故事に基づく四字熟語ではなく、「不要」と「不急」を並べた近代以降の漢語的表現である。成立時期を特定できる資料は明確ではないが、特に昭和期の戦時下に、不要不急の物資・行事・外出などを抑制する行政用語として広く使われた。
備考
「不要不急の外出」の形で特によく用いられる。「不要不急」は行為そのものの禁止を必ず意味する語ではなく、緊急性・必要性を考えて自粛や延期を求める表現である。
補足
- 「不要」は「禁止」の意味ではなく、「必要でない」の意である。したがって「不要不急」は、常に法的・絶対的な禁止を意味するわけではない。
- 「不急不要」と語順を逆にしないよう注意する。標準的な表記は「不要不急」である。
例文
- 台風が接近しているため、不要不急の外出は控えてください。
- 今週は締め切りの仕事を優先し、不要不急の会議は来週に延期した。
- 災害時には、不要不急の電話を避けて通信回線を必要な連絡に譲ることが大切だ。
分類
類義語
- 不急不要
- 緊急性がない
- 必要性が低い
- 後回しにできる
対義語
- 必要緊急
- 緊急必要
- 至急
- 急務