不屈不撓
読み方:ふくつ ふとう
意味
どのような困難・圧力・失敗に直面しても、意志を曲げたりくじけたりしないこと。「不屈」は屈しないこと、「不撓」はたわまず、くじけないことを表す。強い信念を貫く精神や態度をいう。
由来
中国後漢の班固が編んだ『漢書』の「叙伝下」にある「不橈不詘(ふとうふくつ)」をもとにした語とされる。「橈」はたわむ、「詘」は屈する意である。『漢書』は1世紀末から2世紀初頭にかけて成立した。日本では語順を替えた「不屈不撓」も定着している。
備考
「不撓不屈(ふとうふくつ)」も辞書に認められた表現で、意味は同じ。人物の精神力や、困難に立ち向かう組織・地域の姿勢をたたえる文脈で用いることが多い。
補足
- 「不屈不倒」と書くのは一般に誤り。
- 「不屈不撓」と「不撓不屈」はともに認められる表現であり、一方だけを誤りとしない。
例文
- 彼女は度重なる落選にもめげず、不屈不撓の精神で研究を続けた。
- 選手たちは不屈不撓の意志を示し、終盤に逆転勝利を収めた。
- 災害からの復興には、地域の人々の不屈不撓な努力が欠かせない。
分類
類義語
対義語
- 屈服
- 意気消沈
- 戦意喪失