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不容置喙

読み方

ふよう ちかい

意味

他人が口出ししたり、意見・批判を差し挟んだりすることを許さないこと。また、そのように他者の干渉を受け付けない事柄や態度をいう。「喙」はくちばしの意で、「喙を置く」は口を挟むことのたとえである。

由来

中国・清代の蒲松齢による怪異小説集『聊斎志異』の「三生」に見える語とされる。『聊斎志異』は17世紀後半から18世紀初頭(清・康熙年間ごろ)に成立した。不容は「許さない」、置喙は「くちばしを置く」から転じて「口出しする」の意であり、他者の発言や介入を許さないことを表す。

分類・構成

備考

文章語・硬い表現として用いられる。「不容置疑(疑う余地がない)」とは意味が異なり、不容置喙は主に口出し・干渉・発言を許さないことをいう。単に意見に反対する意味ではない。

誤用・混同注意

  • 「不容置疑」と混同しない。「不容置疑」は疑う余地がないこと、「不容置喙」は口出しを許さないことである。
  • 「喙」を「嘴」や「啄」などに書き換えるのは標準的な表記ではない。

例文

  • これは当事者二人の問題であり、事情を知らない第三者が不容置喙である。
  • 社長は人事方針を不容置喙の事項のように扱い、社員からの意見を聞こうとしなかった。
  • 専門家だけの判断を不容置喙としてしまえば、利用者の声が制度に反映されなくなる。

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字