三面六臂
読み方:さんめん ろっぴ
意味
仏像などが三つの顔と六本の腕を備えている姿をいう。転じて、一人で何人分もの仕事をこなし、目覚ましく多方面で活躍すること。多くは「三面六臂の活躍」の形で用いる。
由来
仏教の尊像に見られる、多数の顔や腕をもつ姿に由来する語である。多面多臂の尊格はインド仏教・密教で発達し、中国を経て日本にも伝わった。もとは文字どおり「三つの顔と六本の腕」を指し、そこから常人を超える働きという比喩的な意味が生じた。四字熟語としての正確な初出年・成立時期は不詳。
備考
一般には「三面六臂の活躍」「三面六臂の働き」のように、非常に多忙で有能な人を称賛して用いる。仏像の外見をいう文字どおりの用法もある。
補足
- 「さんめんろくひ」とは読まず、標準的には「さんめんろっぴ」と読む。
- 類義語の「八面六臂」と混同しない。
例文
- 新任の部長は営業、開発、採用まで取り仕切り、三面六臂の活躍を見せている。
- 災害の現場では、彼女が救護と連絡調整を同時に担い、まさに三面六臂だった。
- 大会期間中、少人数の運営スタッフは三面六臂の働きで来場者を支えた。