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万里同風

読み方:ばんり どうふう

意味

遠く離れた地域にまで同じ風俗・教化が行き渡り、天下が統一的によく治まっていること。「風」は自然現象の風ではなく、社会の慣習や、政治・道徳による教化を指す。転じて、広い範囲に同じ制度や文化が浸透している状態にもいう。

由来

中国の正史『晋書』に見える「万里同風、九州共貫」などの表現に基づく故事成語とされる。「万里」は非常に遠い地、「同風」は風俗や教化を同じくする意で、広大な地域が一つの統治・文化のもとにまとまる理想を表した。『晋書』は唐代の貞観22年(648年)ごろに編纂され、晋代(3〜4世紀)の事績や文章を収録している。

備考

現代の日常会話ではあまり用いない、文章語・漢文調の表現。国家の統一や理想的な政治・教化を述べる文脈に適する。「風」は風俗・教化の意味である。

別表記

  • 萬里同風

補足

  • 「風」を自然現象の風と解するのは誤り。ここでは風俗・教化をいう。

例文

  • 中央の法令と教育が各地に行き渡り、万里同風の統治が実現したと評された。
  • 新政権は地域間の隔たりをなくし、万里同風の社会を目指して制度改革を進めた。
  • この語は、広い領域に共通の文化や規範が浸透する状況を、万里同風と表現する際に用いられる。

分類

類義語

対義語

この四字熟語に使われている漢字