一語道破
読み方
いちご どうは
意味
物事の真相・本質、問題の核心などを、ひとことで鋭く言い当てること。また、そのように的確に言い表した言葉をいう。単に短く話すことではなく、複雑な事情や議論の要点を見抜いて明快に示すという意味をもつ。
由来
中国・北宋期、11世紀初頭に成立した禅宗の灯史『景徳伝灯録』に見られる禅語に由来するとされる。「一語」はひとこと、「道破」は言い尽くす・見抜いて言い当てる意であり、ひとことで事の核心を明らかにすることを表す。
分類・構成
備考
真相や弱点を鋭く指摘する場面で用いるため、相手への批判としては強い響きを伴うことがある。「一語」は「いちご」と読み、「ひとこと」や「いちごう」ではない。
誤用・混同注意
- 「一言道破」と書くのは一般に非標準的な表記で、四字熟語としては「一語道破」が標準。
- 「道破」を「どうば」と読まない。正しくは「どうは」。
例文
- 会議で部長は、「問題は顧客の声を聞いていないことだ」と一語道破した。
- 彼女の一語道破によって、議論が平行線をたどっていた理由が全員に理解された。
- 批評家は作品の弱点を一語道破し、作者をうならせた。
類義語
- 一針見血
- 単刀直入
- 核心を突く
- 看破喝破