単刀直入
読み方:たんとう ちょくにゅう
意味
前置きや遠回しな説明をせず、いきなり核心・本題に入ること。また、そのように率直に物事を述べたり行動したりすること。もとは一振りの刀でまっすぐ切り込む意で、言葉や態度の思い切りのよさを表す。
由来
中国宋代の禅書『景徳伝灯録』(1004年成立)に見られる禅語に由来するとされる。「単刀」は一本の刀、「直入」はまっすぐ入り込む意で、もとは余計な手順を経ずに真理の核心へ直接到達することを表した。後に一般化し、話や交渉で前置きなしに本題へ入る意味で用いられるようになった。
備考
率直さを褒める場合にも使うが、場面によっては「配慮なく言いすぎる」という印象を与えることがある。丁寧な場では、前置きや配慮の表現を添えるとよい。
別表記
- 單刀直入
補足
- 「短刀直入」は誤り。正しくは、一本の刀を表す「単刀直入」。
- 「単刀直入」は、単に言葉が短いことではなく、前置きなく核心に入ることをいう。
例文
- 会議の時間が限られているので、単刀直入に結論から申し上げます。
- 彼は単刀直入に、今回の企画には反対だと述べた。
- 単刀直入に聞くが、あなたはこの提案を受けるつもりですか。
分類
類義語
- 直截簡明
- 率直明快
- 簡明直截
対義語
- 婉曲表現
- 遠回し
- 迂回曲折