一字不識
読み方
いちじ ふしき
意味
一つの文字さえ読んだり理解したりできないこと。転じて、文字をまったく知らず、学問や読み書きの能力がほとんどない状態をいう。
由来
中国の白話小説『水滸伝』に見られる語とされる。『水滸伝』は元末から明代にかけて成立・編纂された作品で、一般には14世紀後半から16世紀ごろの作品とみなされる。「一字」は一文字、「不識」は知らない・読めない意である。
分類・構成
備考
現在では「文字を読めない人」を低く評価する響きを伴うことがあるため、特定の人を指して用いる際は注意が必要である。歴史・教育・識字に関する文脈で使われることが多い。
例文
- 近代以前には、一字不識のまま成人する人も決して珍しくなかった。
- 祖父を一字不識だと決めつけるのは、相手を見下す表現になりかねない。
- 識字教育によって、かつて一字不識だった人々も手紙を読めるようになった。
類義語
- 一文不通
- 目不識丁
- 無学文盲