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鳥窮まれば啄み、人窮まれば詐る

読み方:とり きわまれば ついばみ、ひと きわまれば いつわる

意味

鳥は追い詰められて逃げ場を失うと、人をつついてでも抵抗する。人もまた、極度に困窮したり追い詰められたりすると、生き延びるために人をだましたり、不正な手段に走ったりしやすい、という意味。窮地の人を必要以上に追い込む危険をいう。

由来

中国戦国時代末期、紀元前3世紀ごろの思想家・韓非の著作『韓非子』「説林上」にある「鳥窮則啄、人窮則詐」に由来する。鳥も人も窮地に追い込まれれば、通常とは異なる攻撃的・不正な行動をとりうることを説いた言葉である。

備考

困窮者を一律に「だます人」と決めつける言葉ではなく、過度の圧迫が不正や反発を生むという戒めとして用いる。現代ではやや硬く、漢文調の表現である。

例文

  • 取引先を過度に追い詰めれば、鳥窮まれば啄み、人窮まれば詐るというように、虚偽の報告を招くおそれがある。
  • 彼の不正を単に非難するだけでなく、鳥窮まれば啄み、人窮まれば詐るという状況に追い込まれていなかったかも調べるべきだ。
  • 厳しいノルマを課す際は、鳥窮まれば啄み、人窮まれば詐ることを忘れず、相談できる仕組みを整えたい。

分類

類義語

対義語

このことわざに使われている漢字