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鯉も十年、鮒も十年

読み方:こい も じゅうねん、ふな も じゅうねん

意味

鯉であっても鮒であっても十分に育つには長い年月がかかることから、どんな人や物事も、一人前になったり技量を身につけたりするには相当の時間と経験が必要だというたとえ。十年は厳密な年数ではなく、長期の修業を表す。

由来

最初の出典や成立年代は明確ではない。鯉や鮒という身近な淡水魚が育つまでには長い年月を要するという経験的な見方を、人の成長や修業に重ねた日本の口承のことわざと考えられる。

備考

後半の「鮒」は「ふな」と読む。十年という数字を文字どおりに限定する表現ではなく、熟達には長い時間が必要だという意味で用いる。

別表記

  • 鯉も十年鮒も十年

補足

  • 「鮒」を「ふね」と読むのは誤りで、正しくは「ふな」。
  • 鯉と鮒が必ず十年で同じ大きさになるという生物学上の事実を述べる言葉ではない。十年は長期の成長・修業を表す比喩である。

例文

  • 一人前の料理人になるには修業が必要だ。鯉も十年、鮒も十年というから、焦らず基礎を身につけよう。
  • 新人がすぐに大きな成果を出せなくても責めるな。鯉も十年、鮒も十年だ。
  • 研究の力は短期間では身につかない。鯉も十年、鮒も十年のつもりで、地道に観察を続けた。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字