馬を得て鞍を求む
読み方
うまを えて くらを もとむ
意味
一つの望みがかなうと、それだけでは満足できず、さらに次の物や地位などを欲しがることのたとえ。馬を手に入れると、今度はそれに乗るための鞍が欲しくなるように、人間の欲望には際限がないことをいう。
由来
馬を手に入れれば、次にはその馬に乗るための鞍まで欲しくなるという情景を比喩にしたことわざである。日本語の伝承的なことわざとして定着しているが、特定の初出資料や成立した時代は明確ではなく、不詳。
分類・由来
備考
やや古風な文語表現。多くは、満たされない欲望を戒めたり、他人の欲深さを批判したりする文脈で用いる。単に必要な付属品を買う場合には通常用いない。
例文
- 念願の一戸建てを買ったのに、すぐ高級家具まで欲しがるとは、馬を得て鞍を求むというものだ。
- 昇進したばかりなのに、もう次の役職を望むとは、彼は馬を得て鞍を求む性分らしい。
- 新しいカメラを買うと交換レンズや周辺機器まで欲しくなる。馬を得て鞍を求むにならないよう、予算を決めておこう。
類義語
- 隴を得て蜀を望む
- 欲に底なし
- 足ることを知らず