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衢道を行く者は至らず

読み方:くどう を ゆく もの は いたらず

意味

多くの分かれ道をあちこち進もうとする者は、結局どの目的地にも到達できないという意味。目標や方針を定めず、いろいろなことに心を移していては成果を得られないため、一つの道・目的に専念すべきだという戒めである。

由来

中国の古い処世訓・漢文訓読調の表現として日本に伝わったとされるが、この句そのものの確実な典拠や成立年代は明らかではない。「衢道」は四方に分かれる道、または分かれ道を意味し、道を次々に選び替えていては目的地に着けないという情景から生まれた教えである。

備考

「衢道」は四方に分かれる道・分岐点の意。現代会話での使用頻度は低く、文章語・訓戒的な表現である。進路や方針を絞れない状況を批評・忠告する際に用いる。

別表記

  • 衢道をゆく者は至らず
  • 衢道を行くものは至らず

誤用・混同注意

  • 「衢道」を単に公道・大通りの意味と取り、『道路を歩けば目的地に着かない』と字義どおりに解するのは誤り。多くの選択肢や分かれ道に迷い、方針を定めないことの比喩である。

例文

  • 事業の方針を毎月変えていては、衢道を行く者は至らずだ。まず主力商品を一つに絞ろう。
  • 資格の勉強を次々と始めるより、一つを最後までやり抜くべきだ。衢道を行く者は至らずという。
  • 彼は進路について迷い続けているが、衢道を行く者は至らずにならないよう、優先順位を決める必要がある。

分類

類義語

対義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字