礼儀は七里先から
読み方:れいぎは しちりさきから
意味
人を訪ねるときや公の場に臨むときは、相手の前に着いてから急に礼儀を整えるのではなく、出発前の準備や道中での振る舞いを含め、ずっと前から礼節を意識すべきだという教え。「七里」は非常に遠い所のたとえである。
由来
日本で生まれたことわざとされるが、成立した正確な年代や初出文献は明確ではない。「里」は古い距離の単位で、一里は約4キロメートル、七里は約28キロメートルに当たる。遠方から客を迎える・訪ねる際にも、到着前から身なりや心構えを整えるべきだという、近世以降の礼法意識を表した表現と考えられる。
備考
主に訪問・接客・儀礼などの場面で、事前準備を含む礼節の大切さを説く。現在の七里はおよそ28キロだが、ここでは実際の距離より「かなり前から」の意味で用いる。
例文
- 取引先を訪問するなら、礼儀は七里先からというように、約束の時間より余裕を持って身だしなみを整えよう。
- 玄関先でだけ丁寧にしても遅い。礼儀は七里先からだから、訪問前の連絡や時間厳守も大切だ。
- 祖母は、結婚式に出席する私に「礼儀は七里先からよ」と言って、前日から服装や持ち物を確認してくれた。
分類
類義語
- 親しき仲にも礼儀あり
- 礼に始まり礼に終わる
- 礼儀作法を重んじる