盛名の下に実なし
読み方:せいめい の もと に じつ なし
意味
世間で非常に高い評判や名声を得ている人・物でも、その評判に見合う実力や内容を本当に備えていることは少ない、という意味。名声が大きいほど実態が伴わない場合があることを戒めたり、評判をうのみにしないよう促したりするときに用いる。
由来
中国の歴史書『後漢書』黄瓊伝にある「盛名之下、其実難副(盛名の下、その実副いがたし)」に由来する。後漢時代(1~3世紀)の故事を記した文で、書物としての『後漢書』は南朝宋の范曄により5世紀ごろに編纂された。日本では「盛名の下に実なし」として定着した。
備考
他人や物事を批判する響きがあるため、直接人に向ける際は注意が必要。「盛名の下、その実副いがたし」という原典に近い形でも使われる。
例文
- 新製品は発売前から大評判だったが、使ってみると期待ほどではなかった。まさに盛名の下に実なしだ。
- 彼は受賞歴こそ華々しいが、仕事ぶりを見る限り、盛名の下に実なしという評価も理解できる。
- 広告の評判だけで店を選ぶのは危険だ。盛名の下に実なしということもあるので、実際の口コミを確かめよう。
分類
類義語
対義語
- 名実相伴う
- 名実ともに備わる
- 名は体を表す