玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らず
読み方:たま は みがかざれば うつわ を なさず、ひと は まなばざれば みち を しらず
意味
玉は磨いて加工しなければ立派な器物にならず、人も学問や教育によって自分を磨かなければ、物事の正しい道理や生き方を理解できない、という意味。人の成長には学びと修養が不可欠であることを説く。
由来
中国の古典『礼記(らいき)』の「学記」にある「玉不琢、不成器。人不学、不知道(玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らず)」に基づく。『礼記』は前漢時代(紀元前2~1世紀ごろ)に編纂されたとされ、日本ではその文を訓読した形でことわざとして定着した。
備考
「琢く」は玉を磨き彫ること。「器」は器物のほか、才能や度量を備えた人物をも指す。古風な文語表現なので、日常会話より教育・訓戒の文脈で用いられる。
例文
- 新人研修では、玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らずという言葉を掲げ、学び続ける姿勢の大切さを伝えている。
- 失敗を恐れて勉強を避けていては成長できない。玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らずだ。
- 子どもの才能を見つけるだけで満足せず、適切に育てることが必要だ。玉琢かざれば器を成さず、人学ばざれば道を知らずと言うからである。
分類
類義語
対義語
- 無学無知
- 不学無術