松は千年、竹は万年
読み方:まつ は せんねん、たけ は まんねん
意味
松と竹は常緑で生命力が強く、非常に長く栄えるものと考えられてきたことから、長寿・不変・繁栄を祝福し、末永い幸せを願う言葉。人や家、事業などの長い発展を願う際に用いる。実際の松や竹の寿命を正確に述べたものではない。
由来
松と竹を長寿・吉祥の象徴とみなす東アジアの文化を背景に、日本で正月飾りや長寿祝いに用いられて定着した祝い言葉と考えられる。松竹は、冬も緑を保つことや生命力の強さから、めでたい植物とされてきた。成立した正確な時代や初出文献は不明である。
備考
主に祝辞、正月、長寿祝いなどの改まった場面で使う。植物の実際の寿命を示す科学的な表現ではなく、松竹を吉祥の象徴とする比喩的な祝い言葉である。
別表記
- 松は千年竹は万年
- 松は千年、竹は萬年
誤用・混同注意
- 松や竹の実際の寿命を示す言葉だと受け取るのは適切ではない。長寿・繁栄を願うための縁起のよい比喩表現である。
- 「松は千年、亀は万年」と混同されることがあるが、これは別の広く知られた長寿を祝う言い回しである。
例文
- 祖父母の長寿祝いでは、「松は千年、竹は万年」と言って、これからも健やかに暮らせるよう願った。
- 新年に松竹を飾るのは、「松は千年、竹は万年」という長寿と繁栄への願いを表すためでもある。
- 創業百年を迎えた会社が、松は千年、竹は万年のように末永く発展してほしい。
分類
類義語
対義語
- 花の命は短い
- 盛者必衰
対比・対照ことわざ
- 鶴は千年、亀は万年
- 花の命は短い