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往者は諫むべからず、来者はなお追うべし

読み方:おうじゃ は いさむべからず、らいしゃ は なお おうべし

意味

過ぎ去った事柄は、今さら改めたり取り返したりすることはできない。しかし、これから先のことは努力や判断によってまだ変えられるので、過去にとらわれず将来に向けて力を尽くすべきだ、という意味。

由来

中国の古典『論語』微子篇にある「往者不可諫、来者猶可追」を訓読した言葉。孔子が楚を旅していた際、楚の隠者・接輿が孔子に語りかけた言葉とされる。孔子は紀元前551~前479年の人物で、『論語』は戦国時代(紀元前5~前3世紀頃)に編纂されたと考えられている。

備考

文章語・教訓的な表現で、日常会話ではやや硬い。「諫む」は単に人を叱る意味ではなく、過去の事を改めたり取り返したりすることの難しさをいう。過去を反省してはならない、という意味ではない。

別表記

  • 往者は諫むべからず、来者は猶追うべし
  • 往者不可諫、来者猶可追

誤用・混同注意

  • 「過去の出来事を反省・検証してはいけない」という意味に解するのは誤り。過去に執着せず、今後の改善や努力に目を向けるという趣旨である。
  • 「諫む」を単に『他人を叱る』と限定して解釈するのは不十分。ここでは、過去の事柄を改めたり取り返したりすることができないという意味合いが強い。

例文

  • 過去の失敗を悔やみ続けるより、「往者は諫むべからず、来者はなお追うべし」と考え、次の挑戦に備えよう。
  • 計画は途中で頓挫したが、往者は諫むべからず、来者はなお追うべしという姿勢で、新しい企画を立て直した。
  • 指導者は部員に、失点の原因を反省することは必要だが、往者は諫むべからず、来者はなお追うべしとして次の試合に集中するよう促した。

分類

類義語

対比・対照ことわざ

このことわざに使われている漢字