富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿
読み方:ふじさんに いちども のぼらぬ ばか、にど のぼる ばか
意味
富士山は日本一の山なので、一生に一度は登ってみる価値がある。しかし登山は険しく苦労も多いため、同じ苦労をして二度も登るのは愚かだ、という言い方。一度はぜひ経験したい魅力と、実際に登る大変さの両方をユーモラスに表している。
由来
江戸時代に富士講が盛んになり、多くの人が富士山を信仰や行楽のために登るようになった背景から生まれたとされる。正確な成立年や最初の出典は不明である。富士登山への憧れと、登山の厳しさを対照させた民間の言い回しとして伝わった。
備考
「馬鹿」は強い語だが、この句では富士登山の魅力と苦労を誇張して笑いにする表現である。現在は二度以上登る人も多く、文字どおりに非難する意味で用いるものではない。
例文
- 初めての富士登山は大変だったけれど、「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」というから、一度は挑戦できてよかった。
- 山頂までの道のりの厳しさを知った友人は、「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿とはよく言ったものだ」と笑った。
- 父は若い頃に富士山へ登り、「富士山に一度も登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」だから二回目はないと言っている。
分類
類義語
- 富士は一度、馬鹿二度