天災は忘れた頃にやって来る
読み方
てんさい は わすれた ころ に やってくる
意味
地震・台風・洪水などの自然災害は、過去の被害や恐ろしさを人々が忘れ、警戒や備えを怠った頃に起こりやすいという意味。災害そのものが忘れた時期を選んで起こるというより、日頃から防災意識と備えを保つべきだという戒めである。
由来
物理学者・随筆家の寺田寅彦(てらだ とらひこ)が、1934年(昭和9年)に雑誌『経済往来』へ発表した随筆「天災と国防」で述べた言葉として広く知られる。自然災害への科学的理解と、社会が被害の記憶を風化させず備え続ける必要性を説く文脈で用いられた。
分類・由来
備考
主に地震・風水害などの自然災害への備えを促す場面で使う。災害の直後だけでなく、記憶が薄れた時期にも防災対策を継続する重要性を表す。
例文
- 大きな地震から年月がたち、防災訓練への参加者が減っている。天災は忘れた頃にやって来るというから、非常用品を見直そう。
- 毎年のように豪雨被害のニュースがあるのに、避難経路を確認していなかった。まさに天災は忘れた頃にやって来る、だ。
- 自治体は、天災は忘れた頃にやって来るという教訓を踏まえ、平時から住民への防災情報の周知を続けている。
類義語
- 災害は忘れた頃にやってくる
- 油断大敵
- 喉元過ぎれば熱さを忘れる
対義語
- 備えあれば憂いなし
- 転ばぬ先の杖