嘘から出た実
読み方:うそ から でた まこと
意味
冗談や作り話、当てずっぽうで言ったことが、偶然にも後になって本当になること。また、初めは実現するはずがないと思われた話が、結果的に現実となることをいう。
由来
正確な成立時期や最初の用例は未詳である。江戸時代には広く用いられるようになり、江戸いろはかるたの「う」の札としても定着した。「実(まこと)」は、真実・事実を意味する。
備考
「うそをついてよい」という教えではない。意図せず口にした冗談や虚構が、偶然に現実化した場合に用いる。江戸いろはかるたの「う」の札として知られる。
別表記
- 嘘から出た真
- 嘘から出たまこと
誤用・混同注意
- 「うそを繰り返せば本当になる」「うそをつくことが勧められている」という意味で解釈するのは誤り。偶然、作り話が現実になることをいう。
例文
- 彼が「いつかこの店を買い取る」と冗談で言っていたら、本当に経営者になった。まさに嘘から出た実だ。
- 適当に答えた天気予報が当たるとは、嘘から出た実になったね。
- 最初は作り話だった企画が商品化されるなんて、嘘から出た実のような展開だ。