商人と屏風は曲がらねば立たぬ
読み方
あきんど と びょうぶ は まがらねば たたぬ
意味
商人は、自分の考えや条件に固執せず、客の希望・世間の事情・相場の変化などに応じて柔軟に対応しなければ、商売を続けられないというたとえ。屏風も折り曲げて角度をつけなければ自立しないことになぞらえる。
由来
正確な成立年や最初の出典は不明である。折り畳んで曲げなければ立たない「屏風」の性質を、客や状況に合わせて融通を利かせる必要がある商人にたとえた、日本で伝承されてきた商売のことわざである。
分類・由来
備考
「曲がる」は不正をする意味ではなく、「折れる・融通を利かせる」という比喩。商売上の処世訓であり、法令や信義を曲げることを勧める表現ではない。
例文
- 値引き交渉で一歩も譲らない店主に、先輩は「商人と屏風は曲がらねば立たぬ」と、客の事情に応じるよう助言した。
- 市場の変化に合わせてサービスを見直すのも、商人と屏風は曲がらねば立たぬという考え方だ。
- 商人と屏風は曲がらねば立たぬといっても、法令や品質の基準まで曲げてよいわけではない。