柳に風
読み方
やなぎ に かぜ
意味
風に吹かれても、柳の枝が逆らわずしなやかになびくことから、相手の非難・挑発・嫌味などをまともに受け止めず、さらりとかわすことのたとえ。物事に執着せず、動じない態度を表す一方で、真剣に取り合わない、のらりくらりとしているという含みで使われることもある。
由来
風が吹くと柳の細い枝が折れずにしなやかになびく姿を、人の処世態度にたとえた日本の表現である。特定の書物を典拠とする由来や、成立した正確な時代・初出年は明確ではない。古くから身近な植物であった柳の性質を用いた、自然観察に基づく比喩と考えられる。
分類・由来
備考
主に「柳に風と受け流す」「柳に風の態度」のように用いる。柔軟で落ち着いた態度を褒める場合もあるが、責任を避ける態度や、真剣に聞かない様子を批判的に表す場合もある。
例文
- 上司に嫌味を言われても、彼は柳に風で、少しも表情を変えなかった。
- 批判を何でも柳に風と受け流すだけでは、仕事の改善にはつながらない。
- 彼女は相手の挑発を柳に風のようにかわし、会議を荒立てずに進めた。
類義語
対義語
- 真っ向から受け止める
- 正面から立ち向かう
- 頑として譲らない