馬耳東風
読み方:ばじ とうふう
意味
他人からの意見・批判・忠告などを聞いても、少しも気にかけず聞き流すこと。馬の耳に東風が吹いても馬が何も感じないように、周囲の言葉を受け止めない態度をいう。
由来
中国・唐代(8世紀)の詩人、李白の詩「答王十二寒夜独酌有懐」にある「世人聞此皆掉頭、有如東風射馬耳(世人これを聞けば皆頭を掉る。東風の馬耳を射るがごとし)」に由来する。東風が馬の耳に当たっても馬が意に介さないことをたとえ、他人の言葉を聞き流す意味になった。
備考
「馬の耳に念仏」とほぼ同じ意味で用いる。忠告する側から、相手が聞き入れないことを嘆く場面で多い。自分の態度を表す場合は、批判を意に介さないというやや否定的な響きがある。
補足
- 「馬の耳に念仏」と混同し、単に『効果がない』という意味だけで用いることがある。主に、忠告や批判を聞き流す人の態度をいう。
- 「馬耳東風」を『馬耳東風(ばじとうふう)』ではなく「ばじとうかぜ」などと読むのは誤り。
例文
- 彼は上司に何度注意されても馬耳東風で、同じミスを繰り返した。
- 健康のために運動するよう勧めたが、本人には馬耳東風だった。
- 批判をすべて馬耳東風とするのではなく、改善に役立つ意見には耳を傾けるべきだ。
分類
類義語
対義語
- 傾聴
- 聞く耳を持つ
- 忠言を聞き入れる