仏も人も口次第
読み方:ほとけも ひとも くちしだい
意味
仏であっても人であっても、言葉のかけ方や話し方しだいで、心証をよくし、好意や助けを得られるということ。相手に何かを頼んだり、謝ったり、交渉したりする際には、内容だけでなく、丁寧で気持ちのよい言葉遣いが大切だという教え。
由来
古くから伝わる日本の俗諺で、成立年や最初に記された文献は特定されていない。江戸時代に広まった上方いろはかるたでは「ほ」の札の句として採られている。仏にも人にも、願いや頼み事は口の利き方によって受け入れられ方が変わる、という生活上の知恵を表したものとされる。
備考
巧みな話術だけで相手をだましたり、うそをついたりしてよいという意味ではない。相手への敬意と、場に応じた言葉遣いの大切さをいう。上方いろはかるたの「ほ」に当たる。
別表記
- 仏も人も口しだい
- 仏も人も口次第、地獄も極楽も口次第
例文
- 取引先へお詫びをするなら、事情を説明するだけでなく、誠意ある言葉を選びなさい。仏も人も口次第というからね。
- 祖母は、近所の人に何か頼むときには必ず丁寧に挨拶をしていた。まさに仏も人も口次第である。
- 同じ提案でも言い方がきつければ受け入れてもらえない。仏も人も口次第を忘れず、相手を尊重して話そう。