口も八丁手も八丁
読み方
くちも はっちょう ても はっちょう
意味
話すことが巧みであるだけでなく、実際の仕事や手先の作業も上手であること。また、そのように話術と実行力・技能の両方を備えた人をいう。口先だけではなく、よく働き、何事もそつなくこなすという褒め言葉として用いる。
由来
「八丁」は、多方面に才覚があり、何でも器用にこなすことを表す語で、「八」は数の多さ、「丁」は道具を数える語に由来するともいわれる。「口」と「手」の両方が八丁、すなわち話術にも実務にも長けるという意味になった。正確な初出や成立年は不明だが、江戸時代以降に定着した表現とされる。
分類・由来
備考
人の能力をほめる表現だが、文脈や言い方によっては「要領がよすぎる」「口がうまい」という軽い皮肉を含むこともある。「手」は手先の器用さに限らず、実務をこなす力を指す。
例文
- 彼女は口も八丁手も八丁で、取引先への説明から資料作りまで見事にこなす。
- 祖父は口も八丁手も八丁の職人で、客を楽しませながら手際よく仕事を進めた。
- 新しい店長は口も八丁手も八丁だから、接客も店舗運営も安心して任せられる。
類義語
- 口八丁手八丁
- 口も達者で手も達者
- 能弁多才
- 口達者で手際がよい
対義語
- 口先だけ
- 言うだけで行動しない
- 口下手で不器用