人類皆兄弟
読み方
じんるい みな きょうだい
意味
世界中のすべての人間は、本来は兄弟のように互いを尊重し、助け合うべきだという考え。国籍・民族・宗教などの違いを超え、人類全体の連帯や平和を願う言葉として用いる。
由来
直接の成立時期・提唱者は明確ではない。「論語」顔淵篇の「四海之内、皆兄弟なり(四海之内皆兄弟也)」という句を背景にした表現とされる。同句は中国の春秋時代の思想家・孔子に関わる言葉で、書物としては戦国時代から前漢期ごろ(紀元前5~前2世紀ごろ)に編纂された「論語」に収められる。日本では戦後昭和期に、世界平和や国際協調を掲げる標語として広く使われた。
分類・由来
備考
理想主義的な平和・博愛の標語として用いられる。表記は「人類みな兄弟」とすることもある。現代では性別を限定しない意味で「きょうだい」とひらがなで書く場合もある。
例文
- 国籍の違いで人を判断せず、人類皆兄弟という気持ちで接したい。
- 災害時には、人類皆兄弟の精神で被災地を支援することが大切だ。
- 彼は「人類皆兄弟」を信条として、海外の人々との交流活動を続けている。
類義語
- 四海之内皆兄弟なり
- 四海兄弟
- 世界は一家
- 人類みな兄弟
対義語
- 弱肉強食
- 排他主義
- 人類皆敵