人心斉くば泰山を移す
読み方:じんしん ひとしくば たいざんを うつす
意味
人々が心を一つにして力を合わせれば、泰山のような大きな山を動かすほどの、きわめて困難な事業でも成し遂げられるという意味。共通の目標に向けた団結や協力の力をたたえる言葉。
由来
中国の成句「人心斉、泰山移(人心が斉しければ、泰山も移る)」に由来する。泰山は中国・山東省にある巨大で神聖視されてきた名山であり、動かせないほど大きな困難のたとえである。原形の最初の典拠や成立年代は明確ではないが、中国のことわざとして広まり、日本では訓読風に「人心斉くば泰山を移す」として定着した。
備考
「斉くば」は「等しくば」とも書き、「心が一つになれば」の意。日常会話ではやや硬く、スピーチ、標語、組織の結束を語る場面に向く。
例文
- 困難な統合ではあるが、人心斉くば泰山を移すという。部署の垣根を越えて協力しよう。
- 住民が復興という目標を共有した結果、人心斉くば泰山を移すの言葉どおり、大規模な再建計画が実現した。
- 監督は試合前に「人心斉くば泰山を移す。全員で同じ方向を向こう」と選手を励ました。
分類
類義語
対義語
- 烏合の衆
- 同床異夢
- 船頭多くして船山に上る
- 足並みがそろわない