人の心は隔ての皮
読み方:ひと の こころ は へだて の かわ
意味
他人の心の内は、体の皮一枚を隔てて外からは見えないため、本当の気持ちや考えは容易には分からないという意味。相手が親しい人であっても、心の内を決めつけてはいけないという教えを含む。
由来
「隔ての皮」とは、体の内側にある心と外見とを隔てる皮膚をいう。心は皮一枚の内側に隠れていて外から見えない、というたとえから生まれた日本のことわざである。特定の文献上の初出や正確な成立時期は明らかではないが、古くから伝わる表現とされる。
備考
相手の本心の分かりにくさを表す、やや古風で文学的なことわざ。「人の心は隔ての皮一枚」と言うこともある。必ずしも相手の悪意をいう表現ではない。
例文
- 彼は笑顔で承諾したが、本心ではどう思っているのかは分からない。人の心は隔ての皮という。
- 長年の友人だからといって気持ちを勝手に判断するのはよくない。人の心は隔ての皮だ。
- 表情だけで相手の考えを決めつけず、言葉で確かめよう。人の心は隔ての皮なのだから。
分類
類義語
- 人の腹は見えぬ
- 腹の中は見えぬ
- 人の心は闇より暗い
対義語
- 以心伝心
- 心が通じる
- 腹を割って話す