人の不幸は蜜の味
読み方:ひと の ふこう は みつ の あじ
意味
他人が失敗したり不幸になったりすることを、自分には直接関係がないために面白がったり、ひそかに喜んだりする気持ちをいう。多くは、人の不幸を喜ぶ冷淡さや意地の悪さを批判的・自嘲的に表す。
由来
日本語としていつ成立・定着したかは明確ではない。ドイツ語圏のことわざ・表現である「Schadenfreude ist die schönste Freude(他人の不幸を喜ぶ気持ちは最上の喜び)」など、他人の不幸を喜ぶ心理を表す欧州の表現の影響を受けたとする説が広く知られる。「蜜の味」は、不幸を甘く喜ばしいものとしてたとえた表現である。
備考
「他人の不幸は蜜の味」ともいう。実際の災害・事故・病気などの被害者に向けると非常に不謹慎になりやすい。自分や他者の意地悪な心理を批判的、または自嘲的に述べる際に使う。
例文
- 友人の失敗を面白がるなんて、「人の不幸は蜜の味」という態度は感心しない。
- 競合会社の不祥事を聞いて喜ぶのは、まさに人の不幸は蜜の味という心理なのだろう。
- ドラマの登場人物の転落を見てしまう自分に、人の不幸は蜜の味という言葉を思い出した。
分類
類義語
- 他人の不幸を喜ぶ
- 他人の不幸で飯がうまい
- シャーデンフロイデ
対義語
- 人の幸せを喜ぶ
- 同病相憐れむ
- 人の痛みを我が痛みとする