亀の年を鶴が笑う
読み方:かめのとしを つるが わらう
意味
自分も同じような立場や欠点をもっているのに、他人をあざ笑うこと。特に、年を重ねた者が、別の年寄りを「年寄りだ」と笑うような、似た者同士の嘲笑をいう。鶴も亀も、ともに長寿の象徴であることを踏まえたたとえ。
由来
鶴と亀を長寿の象徴とみなす伝承を背景にした日本のことわざである。鶴は千年、亀は万年生きるとする考え方は中国由来の伝承とも関係が深い。ことわざそのものの正確な初出や成立年は不明だが、江戸時代には類似の長寿観や表現が広く用いられていたと考えられる。
備考
現在は日常会話で頻繁に使われる表現ではなく、やや古風。老いだけでなく、自分にも同様の欠点があるのに他人を笑う場面にも用いられる。
例文
- 定年を目前にした部長が先輩社員を「もう年だ」とからかうのは、亀の年を鶴が笑うというものだ。
- 同じように白髪の二人が互いの老いを笑っていては、亀の年を鶴が笑うことになる。
- 君だって同年代なのに彼だけを老人扱いするのは、亀の年を鶴が笑う、だよ。
分類
類義語
対義語
- 敬老尊賢
- 長幼の序を重んじる