同じ穴の狢
読み方
おなじ あな の むじな意味
一見別々の人や集団に見えても、実は同じ種類の仲間、とくに悪事や欠点を共有する同類であるという意味。多くの場合、互いに批判し合っていても本質的には同じように悪い、または信用できないという否定的な意味で使う。由来
「狢(むじな)」はタヌキ・アナグマなど穴にすむ獣を指す語で、同じ穴にすむ狢は別個体でも同類であることから生まれた表現。正確な初出年は不明だが、近世のことわざ・俗語として江戸時代には広まっていたと考えられる。表記は「同じ穴の貉」とも書く。備考
強い批判・侮蔑を含むため、相手に直接言うと失礼になりやすい。主に悪事や欠点を共有する人々に使い、単なる「仲間」の意味では使わない。例文
- 彼は前の経営陣を批判しているが、不正を見逃していたのだから同じ穴の狢だ。
- あの二つの派閥は対立しているように見えるが、利権を守る点では同じ穴の狢だろう。
- 詐欺グループの一人だけが被害者のふりをしても、結局は同じ穴の狢にすぎない。
- 他人の失敗を笑っているけれど、君も締め切りを破ったのだから同じ穴の狢だよ。
- 表向きは別会社だが、裏で同じ人物が操っているなら同じ穴の狢と言われても仕方ない。
類義語
- 一つ穴の狢
- 五十歩百歩
- 目くそ鼻くそを笑う
- 似たり寄ったり
- どんぐりの背比べ
- 同類
対義語
- 月とすっぽん
- 雲泥の差
- 水と油
- 似て非なるもの