白首窮経
読み方
はくしゅ きゅうけい意味
年老いて白髪になるまで経書や学問をきわめ続けること。転じて、一生をかけて学問・研究に打ち込み、深く探究し続ける姿勢をいう。特に、長年にわたり古典や専門分野を究めようとする学究的な努力を表す。由来
「白首」は白髪頭、すなわち老年を指し、「窮経」は儒教の経書を徹底的に研究すること。中国の故事成語で、唐代末期の詩人・韓偓(844〜923)の詩「贈易卜崔江処士」に見える「白首窮経通秘義」に由来するとされる。日本では漢籍受容を通じて、学問に一生を捧げる意で用いられるようになった。備考
やや硬い書き言葉で、日常会話ではあまり使わない。称賛の意味で用いることが多いが、文脈によっては学問一筋で世事に疎い含みを帯びることもある。例文
- 彼は定年後も大学図書館に通い、白首窮経の志で古文書の解読を続けている。
- 白首窮経という言葉のとおり、先生は九十歳を過ぎても毎朝、漢籍を読み続けていた。
- 研究成果はすぐには評価されなかったが、彼女の白首窮経の努力が後世の学問を支えた。
- 流行を追うだけでなく、白首窮経の覚悟で基礎文献を読み込むことが大切だ。
- 祖父の書斎には、白首窮経の人生を物語るように、書き込みだらけの専門書が並んでいる。
類義語
- 韋編三絶
- 蛍雪之功
- 苦学力行
- 生涯学習
- 刻苦勉励
対義語
- 不学無術
- 無学文盲
- 不勉強