鼠窃狗盗
読み方
そせつ くとう
意味
ねずみがこっそり物をかじり取り、犬が忍び込んで盗むような、取るに足りない小さな盗みや、そのような盗人・悪人をいう。転じて、卑小で卑劣な行為や人物を強く見下していうこともある。
由来
中国前漢の司馬遷が紀元前1世紀ごろ(およそ前91年ごろまでに)編んだ『史記』の「劉敬叔孫通列伝」に見える語。「鼠窃狗盗耳、何足置之歯牙間哉(鼠や犬のように盗みをする者にすぎず、話題にする価値もない)」という表現に由来する。
備考
主に文章語・硬い表現で、「小盗」や「卑劣な人物」を強く軽蔑していう語。日常会話では「こそ泥」「小さな盗み」などのほうが自然な場合が多い。
例文
- 警察は、組織的な犯罪とは別に、鼠窃狗盗の類いによる被害にも注意を呼びかけた。
- 彼は相手を鼠窃狗盗と決めつけたが、証拠もなく侮辱するのは適切ではない。
- 国を混乱させる鼠窃狗盗の輩に、重要な役目を任せるわけにはいかない。
類義語
- 鶏鳴狗盗
- こそ泥
- 小盗
- 盗賊
対義語
- 正人君子
- 品行方正