正人君子
読み方:せいじん くんし
意味
人格・品行が正しく、道徳心を備えた立派な人をいう。私利私欲にとらわれず、正しい行いをする人をほめていう語。
由来
中国の歴史書「旧唐書」崔胤伝に見える語が出典とされる。「正人」は行いの正しい人、「君子」は徳と教養を備えた人格者を指し、両者を重ねて品行の高い人物を表した。「旧唐書」は五代十国時代の後晋、945年ごろに編纂された。
備考
主に品行の正しい人物をほめる硬い表現。日本語では肯定的に用いるのが一般的だが、文脈によっては「いかにも品行方正ぶる人」という皮肉を込めることもある。
誤用・混同注意
- 「正人君主」と書くのは誤り。正しくは「正人君子」。
- 「聖人君子」と混同されることがあるが、「聖人君子」は別の語。
例文
- 彼は私的な利益よりも公正さを優先する、まさに正人君子である。
- 正人君子として知られる人物であっても、批判を受けることはある。
- 政治家には、正人君子たる高い倫理観と責任感が求められる。
分類
類義語
- 品行方正
- 賢人君子
- 高潔無私
- 人格者
対義語
- 悪人
- 不正の徒
- 小人