鹿車共挽
読み方:ろくしゃ きょうばん
意味
夫婦が心を合わせ、貧しい暮らしや苦労も分かち合って生きること。「鹿車」は小さな車、「共挽」はともに引く意で、夫婦のむつまじさと同甘共苦を表す。
由来
『後漢書』列女伝に見える、後漢の鮑宣と妻の桓少君の故事に由来する。桓少君は富裕な家に生まれたが、鮑宣の質素な暮らしに従い、夫とともに鹿車を挽いて郷里へ帰ったとされる。この故事から、夫婦が心を合わせて貧苦をともにすることをいう。
備考
主に夫婦の円満さ、特に貧苦や苦労をともに担う姿を褒めていう。「鹿車」は鹿が引く車ではなく、小さな車を指す。日常会話より文章語・教養語として用いられる。
補足
- 「鹿車」を鹿が引く車の意味と解するのは誤り。ここでは小さな車を指す。
- 単に仲のよい夫婦一般を指す語とするのは不十分で、苦労や貧しい生活をともにする含みがある。
例文
- 祖父母は戦後の苦しい時代を鹿車共挽で乗り越え、店を守り続けた。
- 華やかな生活ではなくとも、鹿車共挽の気持ちで二人の家庭を築いていきたい。
- 二人は事業の失敗後も互いを責めず、鹿車共挽して再出発した。
分類
類義語
対義語
- 琴瑟不調
- 夫婦不和
- 同床異夢