鸞飄鳳泊
読み方:らんぴょう ほうはく
意味
書の筆勢が、鸞や鳳が飛び漂うように自在で優美であること。また、夫婦や恋人が離れ離れになっていることのたとえ。
由来
唐代の韓愈の詩「岣嶁山」に見える「鸞飄鳳泊拏虎螭」に由来する。鸞や鳳が飛び漂うような文字の姿から、もとは書の筆勢が自在で優美なことを表し、後には夫婦や恋人が離れ離れになることのたとえにも用いられた。
備考
日常会話ではほとんど用いない漢文調・文章語の表現。書の自在で優美な筆勢、または夫婦・恋人が離れ離れになった境遇について用いる。「鳳泊鸞飄」とは語順だけでなく語義にも違いがあるため、混同に注意する。
誤用・混同注意
- 「鸞」を植物名の「蘭」と書かない。
- 「飄」を「漂」と置き換えた「鸞漂鳳泊」は定着した表記ではない。
例文
- その書は鸞飄鳳泊の趣があり、筆の運びが実に自在である。
- 戦乱によって夫妻は鸞飄鳳泊の境遇に置かれた。
- 長い別離を強いられた二人の姿は、まさに鸞飄鳳泊であった。
分類
類義語
- 離鸞別鳳