鷺序鴛行
読み方:ろじょ えんこう
意味
朝廷に仕える多くの官吏が、身分や序列に従って整然と並ぶこと。また、そのような立派で秩序だった官吏の一団をいう。白鷺やオシドリが列をなして飛ぶ姿にたとえた語。
由来
中国南朝・斉から梁にかけて活躍した沈約(しんやく、441~513年)の文章「斉故安陸昭王碑文」に見える語で、のちに6世紀前半に編纂された『文選』に収められた。鷺が列をつくる「鷺序」と、オシドリが連なって進む「鴛行」を合わせ、朝廷の官吏が整列するさまを表した。
備考
現代の日常会話ではほとんど用いない、漢文調で雅・荘重な表現。主に宮廷・官界・儀式などで、官吏や高位の人々が整然と並ぶさまに用いる。単に人が大勢いる意味ではない。
別表記
- 鴛行鷺序
補足
- 「鷺序雁行」とするのは誤り。正しくは「鷺序鴛行」。
- 「鷺」を「路」、「鴛」を「怨」と書き誤らないよう注意する。
- 単なる行列や雑多な人混みを指す語ではなく、官吏などが序列に従って整列することを表す。
例文
- 即位の大礼には、鷺序鴛行のごとく官人たちが儀場に居並んだ。
- 朝廷の鷺序鴛行に連なる者は、職責にふさわしい礼節を求められた。
- 式典の会場には各省の高官が集まり、まさに鷺序鴛行というべき壮観であった。
分類
類義語
- 衣冠済済
- 鴛鷺行列
- 冠蓋相望