鴟張跋扈
読み方
しちょうばっこ意味
悪人や権力者が勢力を広げ、他人を押さえつけながら、思うままに横暴に振る舞うこと。「鴟張」は、ふくろうが翼を広げるように勢いを増すこと、「跋扈」は、のさばり歩くことをいう。由来
中国の歴史書『後漢書』に由来するとされる。『後漢書』は南朝宋の范曄が5世紀ごろに編纂した書で、後漢時代(25~220年)の出来事を記す。「鴟張」は鴟(ふくろう)が翼を張る姿から勢力を伸ばすことを表し、「跋扈」は勝手に歩き回り、のさばる意である。備考
主に、権力を得た悪人・横暴な人物がのさばる状況を非難していう、硬い表現である。日常会話よりも、評論・文章語・歴史的な文脈で用いられやすい。例文
- 独裁者の側近たちは鴟張跋扈し、民衆の訴えを聞こうとしなかった。
- 監視する者がいなくなると、一部の幹部が鴟張跋扈して組織を私物化した。
- 権力者が鴟張跋扈する社会では、自由な意見を述べることが難しくなる。
類義語
対義語
- 謙虚謹慎
- 恭順謙譲
- 温厚篤実